農林水産常任委員会現地調査2日目

8時30分ホテル出発で、2日目の現地調査地恵庭市に向かいました。9時30分、㈲余湖農園を訪問、食の安全・安心に先駆的に取り組むとともに、長年にわたり新規就農希望の研修生を積極的に受け入れ、担い手育成に尽力されている農業法人です。正社員5名、パート67名、研修生7名の約80名の従業員数、経営面積55ha、水稲を中心に、生産品目は70品目の特別栽培野菜を生産、関連会社の㈱グローバル自然農園(余湖農園グループの販売会社)と合わせて年間4億円近い売上高とのことでした。新潟県佐渡市で生まれた余湖社長の考え方は、まさに企業経営者そのものでした。思いがけなかったのは、お子様4名とも後継者ではなく、次の社長には大阪でコンピュータ会社勤務だった若者だと言うことでした。

㈲余湖農園でいきいき働く若い研修生たち
㈲余湖農園でいきいき働く若い研修生たち

 

6次産業化の究極の姿は農園に消費者が集まることだと話してくれました。体験型観光農園でピザを焼く手作りのピザ焼き釜
6次産業化究極の姿は農園に消費者が集まることと話してくれました。体験型観光農園でピザを焼く手作りのピザ焼き釜

 

11時、ホクレン食と農のふれあいファームくるるの杜を調査。平成22年に開業したグリーンツーリズム複合施設です。産地直売施設、レストラン経営、農業体験受け入れなど消費者主役の取組みです。「くるるの杜」の意味は、ここに来る、育てる、作る、食べる、感じる、つながるの「る」が杜のように沢山あることだそうです。例えば、直売所はまさに農畜産物のデパートとでした。

安全・安心・新鮮・なんでもありますの直売施設農畜産物デパート
安全・安心・新鮮・なんでもあるの直売施設農畜産物デパート

 

北海道産さくらんぼ「紅秀峰」は今が旬と書いてます
北海道産さくらんぼ「紅秀峰」は今が旬と書いてます

 

12時、昼食は「くるるの杜農村レストラン」でバイキングです。私たちは1日限定30人の予約でしたが、一般客は120席ほどある広い店内ですが、既に1時間待ちの案内看板が立っていました。

数えきれないほど並ぶメニューとにかく楽しい美味しい
数えきれないほど並ぶメニューとにかく楽しい美味しい

 

本日3か所目の調査地は、夕張郡長沼町にある北海道立総合研究機構農業研究本部中央農業試験場でした。おうとう、りんご、ぶどうの3種類を中心に、北海道の果樹に関する研究を実施しているところです。説明によると、現在独自研究しているのは、おうとうだけで、育苗については本県東根市の方にお願いしているとのことでした。現実的には、北海道内の果樹栽培面積は激減しているとの説明がありました。

試験場の果樹園でハスカップと言う木の実を感動的に頂きました
試験果樹園でハスカップと言う木の実を感動的に頂きました

農林水産常任委員会現地調査1日目

12時35分、庄内空港から羽田経由にて予定通り千歳空港に到着し、仙台空港からの皆さんと合流。約1時間バスの移動があり14時30分、空知郡南幌町にあります、㈲ほなみを訪問、ほ場大区画化、地下灌漑システム導入により、労働時間と生産コストを低減、また11の農業生産法人が、販売・加工などの農業関連ビジネスを複合的に行い、高収益と雇用拡大を実現している取組みを調査。

空知郡南幌町㈲ほなみにて大規模経営稲作調査
空知郡南幌町㈲ほなみにて大規模経営稲作調査

 

1区画が横100m×350m縦の我が国では恐らく最大のほ場
1区画が横100m×350m縦の我が国では恐らく最大のほ場

 

さすがに北海道ならでわの、大規模化と言う印象でした。地下灌漑システムは、通常この広さだと3日はかかる水張りを半分の時間で可能にするとの説明でした。ほ場規模が本県において可能か否かは別にしても、コストダウンに取組む姿勢には、大いに学ぶべきであろうと思います。

政務調査活動3日目は移動日・祝酒田南野球部優勝

10時23分、防府駅から電車にて新山口駅へ、バスに乗り換えて宇部山口空港へ移動。昼食を済ませ12時30分、宇部山口空港フライトで14時05分羽田空港着。2時間強の待ち合わせ時間がありました。羽田空港ではパソコンを引っ張り出して、文書作成など事務整理を、思った以上にこなしました。

出たり入ったりの飛行機を見ながら待合室でパソコン打ち
出たり入ったりの飛行機を見ながら待合室でパソコン打ち

16時前頃に同行していた市議から、酒田南高校が日大山形高校を破り、優勝したとの朗報。同行中の村上酒田市議会議長に事務局から祝勝会出席依頼の連絡が入り、石黒県議も是非とのお誘いを賜りました。

18時、連合酒田飽海地協会議室にて、吉村みえこ酒田飽海後援会事務局会議に出席。事務局長として会を進めました。来る8月6日18時15分開会予定の後援会総会について、詳細打合せを実施したものです。

19時過ぎ、羽田空港でのお話しに遠慮もせず、酒田南高校祝勝会に顔を出させて頂きました。19時到着の予定ではありましたが、遅れて到着でしたので祝勝会開始は19時40分ごろだったと思います。何といっても優勝をした選手の皆様や、応援団の生徒諸君、保護者会の皆様方は本当にお疲れのことだったと思いますが、疲れも見せずに元気に優勝報告をして下さいました。突然の出席にも関わらず、ステージに席を頂戴した上に、お祝いの挨拶までさせて頂きました。とにかく甲子園では悔いのない汗を思う存分流して来て下さいと一言、激励の言葉を申し上げました。最後に山形県大会優勝に万歳を全員で三唱してお開きとなりました。

政務調査活動2日目

7時53分近江八幡駅出発で、京都駅、広島駅、徳山駅でそれぞれ乗り換えて、最終防府駅まで焼く4時間の移動。昼食後、13時半から、防府市役所にて「防府市観光交流・回遊拠点施設『防府市町の駅“うめてらす”』運営事業について」政務調査。防府市には、日本三大八幡宮の一つである「防府八幡宮」があります。かつて、菅原道真が都から太宰府に流された時、親せき筋にあたる家があった、ここ防府に立ち寄ったことから八幡宮が建立されたそうです。このような観光名所を持ちながら、中々観光入込数が拡大しないことを払しょくする必要があり、防府天満宮の門前に新たな取組みとして、観光交流・回遊施設「防府まちの駅うめてらす」を設置し、各観光地が点と点から、面としての広がりを生み出す拠点を設けたものでありました。事業展開から3年目を迎え、ようやくその効果を発揮し始めたところだとの説明であった。

山口県防府市「観光交流・回遊拠点施設うめてらす」現地調査
山口県防府市「観光交流・回遊拠点施設うめてらす」調査

 

防府八幡宮門前に構える観光交流・回遊拠点施設「防府市まちの駅うめてらす」
防府八幡宮門前に構える観光交流・回遊拠点施設「防府市まちの駅うめてらす」

政務調査活動

7時10分、庄内空港発にて羽田空港経由、東海道新幹線にて近江八幡市に移動。酒田市議会会派市民の会の皆様方と、ご一緒させて頂き政務調査活動に出かけました。途中、米原駅で乗り換えの時、ホームが時ならぬ警戒態勢にあり、ここから先には入れないとの警察からの指示にて移動させられました。後でわかったのですが、東京から乗り込んだ新幹線に、皇太子殿下がご同乗されて、滋賀県で行われる献血全国大会にご出席のため、物々しい警戒態勢だったようです。昨年は山形県で開催されたもので、天童のホテルで皇太子殿下をご奉迎申し上げたことを思い出しました。

13時半、近江八幡市役所に到着、市議会会議室にて「市民バス実証実験事業について」現地調査をさせて頂きました。近江八幡市は、酒田市とほぼ同規模の人口の行政体です。琵琶湖を中心に栄えた地域ですが、昨今は少子高齢化が進行、しかし今のところは極端な人口減少には至っておらず、微増を保っているとのことでした。こうした状況の中、公共交通の見直しから、市が独自の市民バスを走らせる取組みをしているものです。コンパクトシティ化が求められる現在、ハイエース(10人乗り程度)主体の市民バスは、まずまずの実績を上げているとの説明でした。

滋賀県近江八幡市が取組む市民バス実証実験事業調査
滋賀県近江八幡市が取組む市民バス実証実験事業調査

 

政務調査・国政報告会

9時、昨日に引き続き1期生新進会政務調査活動で、酒田港リサイクル産業の現状と課題について現地調査をしました。今回は、㈱酒田リサイクル産業センター、加賀屋社長のお話をお聞き致しました。リサイクル関連取扱高実績から、日本海側拠点港指定を受けての、今後の計画及び見通しなどについて、また酒田港を中心にした庄内地域における再生可能エネルギーの可能性について及び現状の取組について、お話をうかがうことが出来ました。

㈱酒田リサイクル産業センター本社にて政務調査
㈱酒田リサイクル産業センター本社にて政務調査

 

14時、松陵コミセンにて開催の「和嶋未希衆議院議員後援会国政報告会」に出席。酒田では今年一番とも思える暑さの中、集まって下さった多くの皆様方に、心よりの御礼と感謝のご挨拶を申し上げました。

和嶋未希衆議院議員国政報告会にご激励のご挨拶を申し上げました
和嶋未希衆議院議員国政報告会にご激励を申し上げました

ゴミ拾い・県連常幹・政務調査

7時半、酒田港大浜海浜公園のゴミ拾いボランティアに参加、抜けるような青空と心地よい海風の中、300名を超える参加者が1時間ほどで大浜海岸を美しい浜辺にしました。

酒田港大浜海浜公園美化ボランティアに参加
酒田港大浜海浜公園美化ボランティアに参加

 

10時、山形に向けて自宅を出発。山形道下り線は、内陸から庄内は間に海水浴に向かう車でしょうか、途切れることがないほど混雑していました。

12時、大手門パルズにて開催の民主党山形県連常任幹事会に出席。舟山参院議員離党に関する経過説明と、県連立て直しについて協議を行いました。14過ぎ記者会見まで終了した時点で、酒田に移動となりました。

16時半、県議会1期生の会「新進会」メンバーによる勉強会のため、集合場所の酒田市役所駐車場にて来酒の皆さんをお待ちしました。

民主党県連常任幹事会に出席
民主党県連常任幹事会に出席

17時、研修会場の山形県漁業協同組合本署にて山形県漁業の現状と課題について、田村常務理事のご講演を拝聴し、意見交換を行いました。今年の大雪被害、爆弾低気圧など、様々な要因による海底のヘドロ被害の深刻な状況をお伺いし、山形県としての対応の急務を改めて痛感しました。

山形県漁業協同組合にて政務調査活動
山形県漁業協同組合にて政務調査活動