2023働く仲間と共に前進を!

2023年1月5日大手門パルズにて連合山形旗開きに立憲県連代表祝辞を申し上げました。

 明けましておめでとうございます。本日は「2023新春旗開き」の開催に、心よりの敬意とお祝いを申し上げます。

 昨年末には、本県鶴岡市西目地区におきまして、土砂災害が発生、犠牲となられました方々に、心よりのご冥福と、被災された皆様方にお見舞いを申し上げますとともに、救助活動、復旧活動の陣頭指揮をとられました吉村美栄子知事、皆川治鶴岡市長をはじめ、関係各位のご尽力に改めまして、衷心よりの敬意と御礼を申し上げる次第でございます。

 さて、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない状況の中ではございますが、規制のない年末年始を故郷山形でご家族と楽しく過ごされた方々も大勢いらっしゃったようでございます。今年こそは、コロナ収束の年になりますことを願うものでございます。

 一方で、昨年二月二十四日にロシアによるウクライナ侵略戦争が始まって、寒さと悲しみの中で震えながら新しい年を迎えた多くの人々がいることも忘れてはならない現実であると、申し上げなければなりませんし、「一刻も早い戦争終結」を、叫ばなければなりません。

 このような中にあって、我が国では「核共有」や「敵基地攻撃能力保持」「自衛隊の9条明記」「防衛費倍増」などなど、議論を軽んじ、説明責任を果たすことなく、これらに対するこれまでの認識すら簡単にくつがえす、民主主義、立憲主義をないがしろにする政権を、これ以上放置するわけにはいかないと、強く思うところでございます。

 さて、連合は「働くことを軸とする安心社会」に向けて、すべての働く仲間とともに「必ずそばにいる存在」を基本理念とし、労働運動に止まらず「自由、平等、公正で平和な社会を建設」「一人ひとりをまもり、地域をつなぎ、人権が尊重され、ジェンダー平等と多様性に満ちた安心社会の構築」へ果敢に挑み続けておられますことは、こうした時代だからこそ、全人類的に普遍的な取り組みでありますことは、申し上げるまでもないところでございます。

 アベノミクスの過ちがもたらした超円安、物価高。さらには、格差拡大、先進国最低の教育予算など等、我が国がめざさなければならない方向は明らかでございます。

 働く仲間の皆様方と一緒に、まずは賃金アップを勝ち取る春闘勝利へ、そして当面、4月の統一地方選勝利へ向けまして、皆様方のご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。

 結びに、「自由」と「多様性」を尊重し、支え合い、人間が基軸となる「共生社会」を創り「国際協調」をめざし、「未来への責任」を果たすことで、一人ひとりが輝く社会を創るために、本年は、うさぎのように高く飛び跳ねる年となることを願い、皆様方のご健勝、ご活躍を心よりご祈念申し上げましてご挨拶とさせて頂きます。本日は、誠におめでとうございます。