2010,9,14 本会議・総括質疑・採決

明け方の豪雨で飛鳥沼水位上昇
明け方の豪雨で飛鳥沼水位上昇

4時半過ぎ、中々寝付けずカーテンを明け外を見ると、強い雨で飛鳥沼の水位が、見る見る間に上昇、災害にならなければと祈りながらベットへ。

8時、目が覚め慌てて支度し、朝食。こういう時に限って、電話が続いてなったり、お客さんが来たりなのです。慌てて自宅を出発したのは9時20分過ぎでした。

10時、本会議に出席。決算を始めとする提案された議案について、各委員会報告、採決が行なわれました。全議案原案可決となりました。その後、議第83号酒田市立学校設置条例の一部改正について(一中・五中の統合後の校名改正)提案され、市長の提案理由の説明後、20分間の休憩の間に平政会の堀豊明議員と発言順番の抽選。13時再開後、私が先きに発言することになりました。

13時、本会議再開、市民の会を代表して総括質疑を行ないました。先の6月定例議会一般質問でも同様の質問を申し上げておりましたが、統合準備委員会が出した「光ヶ丘中学校」と言う、統合後の校名案を教育委員会で認めず、「第一中学校」とすることへの議論経過や導き出されるまでの不透明な部分について質しました。私の詰めの甘さもあるのかもしれませんが、答弁も歯切れが悪く、到底納得できるものではありませんでした。その後、総務常任委員会の審議、議会運営委員会を経て、本会議で採決に付されました。この種の議案については、全会一致が原則とされる酒田市議会の慣習があり、真意は反対でしたが、退席と言う議決権を放棄する対応になってしまいました。選挙でご付託を頂戴致しました市民の皆様方には、大変申し訳ない気持ちで一杯です。私の7年半近い議員生活の中で、退席と言う対応は初めてでございました。

続いて、任期満了に伴う教育委員選任に関する人事案が上程され、市長の提案理由説明の後、20分間休憩が入り、再開し市民の会堀孝治会長が質疑に立ちました。酒田市議会では、人事案件は提案前に議会側と十分話し合いをした上で、全会一致で可決が歴史的なルールになっているのですが、質疑に立つこと自体、酒田市議会の歴史にはなかったことだそうです。そして、質疑終了後、採決となり2人退席。結果は、12対15で否決と言う前代未聞の結果となりました。私はもちろん反対の立場をとりました。今日は色んな意味で、歴史的変化の一日となった気がします。

本会議再開前、控え室では民主党代表選挙の中継に釘付けでした。結果は菅直人氏の圧勝と言ってもいいものでしたが、菅さんの勝利の挨拶の中で「選挙が終わればノーサイド」と言う言葉に、新たなスタートを切る民主党に大きな期待と、私たち地方議員の責任を肝に銘じた瞬間でした。』

2010,9,14 総括質疑(一中・五中統合校名条例改正)

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平成22年9月定例会 一中・五中統合校名条例改正議案に対する 市民の会石黒覚総括質疑原稿 

それでは、市民の会を代表いたしまして、議題83号酒田市立学校設置条例の一部改正について、総括質疑を申し上げさせて頂きたいと存じます。

改めて申し上げるまでもないところでありますが、本議案は酒田市立第一中学校と同第五中学校の統合に係る統合後の校名変更のための条例改正と言う提案でございます。このことにつきましては、去る6月定例議会におきまして、一般質問を申し上げた経過がございます。あえて正式な議案として提案を受けたことで、その時点の質問を繰り返す内容になることも承知の上で、お尋ねを申し上げることをご容赦願いたいと存じます。

まず、今議会に提案するに至る教育委員会の校名検討経過について確認をさせて頂きたいと存じます。

平成21年11月25日に行なわれました統合準備委員会におきまして示されました結論、それまで本当に長い時間と真摯な議論を重ね、新しい学校に大きな期待と夢を広げる子供たちに、アンケート調査まで実施し、しかし尚、全会一致の結論に至らず、民主主義の基本である表決によって得られた結果であります「光ヶ丘中学校」と言う校名が提示されて以来、今年4月6日開催の教育委員会におきまして「第一中学校」とすることが決定されるまでの4ヶ月もの時間的経過の中で、この極めて重要な学校統合における校名に対する教育委員会の考え方が、何故一度も公式の場で議論されることがなかったのでしょうか。本来、正式か否かは別にしても、統合準備委員会に校名検討を依頼した経過からすれば、教育委員会と言う公の組織から、統合準備委員会と言う公の組織に対して「諮問」をしたのだと考えることに、いささかの疑いもないところだと、私は認識を致すものでございます。だからこそ、最終的に提示された答申案について、一度も公式の場、いわゆる公開の場での議論がなされなかった、教育委員会の対応は本来あるべき姿ではなかったと言わざるを得ないところであります。今さら言ったとか、言わないとかの議論をするつもりはないのでありますが、4月6日以前の教育委員会の統合に関する基本的考え方として示されていた、市民の皆様の意見を大切にすると言う点からも、教育委員会の基本方針が、いつ、どこで、なぜ、変ったのか明確にお示しを頂きたいと存じます。

次に、なぜ今議会での提案でなければならないのかについて、お尋ねを致しておきたいと存じます。最も近い事例であります、鳥海八幡中学校統合における今議案と同様の条例改正については、議案として提案される一年前に全会一致で決まったにも関らず、実際に条例改正議案として提案されたのは、4ヶ月前の12月議会であったと記憶致しているところでございます。繰り返しますが、統合準備委員会、地域や保護者の方々、さらには市議会全体の一致した理解が得られるような努力を尽くした上での提案にすることができなかったのか。なぜ現時点においても、意見の対立がある中で、12月議会あるいは臨時議会での対応ではなく、今議会でなければならないのか、その理由をお示し頂きたいと存じます。一つ蛇足で申し上げるならば、今回の事案のような議案の場合は、これまで酒田市議会の長い歴史の中で培われた紳士的なルールとして、全会一致を原則としてきた経過について、当局も十分すぎるほど周知のことだと認識しているのですが、如何でしょうか。

次に、6月議会の質問に対する答弁にあったと記憶しているところでございますが、出来る限り丁寧な説明を重ねることで、理解をして頂くと、お聞きしたと思っております。確かに、6月議会以降も、6月17日、7月7日、7月26日には統合準備委員会、8月12日、8月27日と実質5回の説明会が開催されている、ご努力には敬意を表するところであります。しかしながら、7月26日の統合準備委員会への説明の際には、教育委員会の決定に至った経過説明に対して、多くの疑問の意見が出された記録があります。その後、教育委員会として統合準備委員会に対して、さらに理解を深める説明会を開催する予定はあったのでしょうか。結果として、全会一致を基本とする議会側からの意見によって、議会への提案前日であります、8月31日に急遽開催となった経過を見るならば、議会を含む関係各組織や市民の皆様に、本当に真摯な努力の姿勢が伝わったのでしょうか。8月19日各会派に対する議案説明会では、環境が整えば9月議会中に追加提案があるかも知れないと言う説明にも関わらず、当初提案の姿勢を示し、議会の意見があり、結果として本日正式な提案説明がなされたわけでありますが、穿った見方をすれば、時間のない中で提案さえしてしまえば、後は議会に委ねられたのだから議会の責任なのだと、これまでのルールなど忘れてしまったかのような無責任な姿勢にしか見えないのは、私だけなのでしょうか。改めて、今回の統合校名問題における、市民や議会に生じた混乱の責任は、何処にあるのかご所見をお伺い致したいと存じます。

 次に、子供たちの状況についてお伺い致したいと存じます。去る9月9日、総務常任委員協議会に報告されました、8月31日開催の統合準備委員会の記録の中で、五中の校長先生のご発言がありました。統合校名が一中に決定した経過などについて、生徒会三役の生徒に、もし何かあれば、教育長が君達に話したり、意見を聞いたりする機会を設けてもいいと言っているがどうかと訪ねたら、「それは必要ない」との返答だったことが記されています。十分理解をしたので必要ないと言うことなのだとすれば、何も心配することではないと思います。しかし、多感な子供たちの心の中で、投げやりな気持ちでの発言だとするならば、やはりあってはならないことだと思うのでございます。私自身は、中学生という年代の子供たちは、既に社会の様々なことに対して、私たち大人が考えているよりも、はるかにしっかりとした考え方を持っていると、私は思っております。しかし、お二人の校長先生が発言されているように、今さらこの時期に、寝た子を起こすような説明は、むしろ逆効果になる恐れがあるだろう、と言う感じ方をしているのだと思います。私は、説明責任と言うことからすれば、疑問を抱いている子供たちがいるのであれば、説明をするのが当然だと思っています。しかし、前向きに考えようとしている子供たちに、あえて説明することで負の効果が大きくなるのだとする、教育現場を知り尽くした校長先生のお考えも、もっともだと思うところでございます。しかし一方で今回の件は、子供たちに説明できない事、説明できない歴史をつくったのではないかと、危惧を抱いてしまいます。現段階で把握されている子供たちの状況について、お伺いを致しておきたいと存じます。

 最後に、これから残された半年余りの準備期間しかないわけであります。そしてその先に、統合校における新しい歴史を創っていく中で、地域や子供たちの間に、問題が発生しないようにするために、教育委員会は、どのような対応をされていかれるのかお伺い致しておきたいと存じます。

 以上、申し上げまして1問目とさせて頂きます。

2010,9,13 全協・総括聞取り・原稿書き

10時、議員全員協議会に出席。今日の協議事項は、議会改革特命委員会で議論を重ねている酒田市議会基本条例の委員会素案に対する意見交換でした。私たち委員としては、かなりの議論になるだろうと思っていたのですが、これが予想に反して意見は出ませんでした。30名の議員皆様が、議会基本条例の意義について納得を深めていると言うことと、嬉しく受止めさせて頂いたところです。終了後、午前中は広報委員会終了後に、議会改革特命委員会に出席。全員協議会を受けて、12月議会提案を目指す今後のスケジュールについて協議。大変過密なものになることを自覚しなければならないようです。

13時、議第83号一中・五中統合校名に係る条例改正が、明日提案される予定になっており、市民の会を代表して総括質疑を担当する予定のため、聞取りを受けました。去る6月定例議会一般質問でも取上げた経過があり、今でも納得のいかないまま議案として提案されることから、市民の皆様の疑問や納得のいかない点について、しっかりと問いただしていきたいと思います。質疑の内容がしっかりと整理されていないままの聞き取りで、職員の方々には大変時間をとらせてしまいましたこと、お詫び申し上げなければなりません。終了は16時前でした。

ようやく暑さが和らいできたと思ったらいきなりカラスの大群が来ました
ようやく暑さが和らいできたと思ったらいきなりカラスの大群が来ました

夕食後、20時過ぎから明日の総括質疑の原稿書きを開始。テレビのニュースで明日の民主党代表選の報道が気になりながら、一向に進まない作業となりました。結局、終了したのは日付が変った夜中の2時半過ぎでした。それからお風呂に入り、寝ようと思っても中々寝付けずでした。

2010,9,12 GG開会式・南小運動会

8時半、和嶋未希衆議院議員後援会主催「わくわくグランドゴルフ大会」開会式に出席。昨夜からの雨で開催が心配でしたが、雨は何とか上がり400名を超える皆様方の参加で、大会がスタートしました。公務や民主党代表選など多忙極める和嶋衆議院議員ですが、後援会行事と言うことで、自ら出席され親しく皆様方にご挨拶、皆様、全員優勝を目指して頑張って下さいとお話しされました。開会式後に、始球式に立たせて頂いて、ゲームスタートを見届け中座。

雨を吹き飛ばす元気な参加者の皆さん
雨を吹き飛ばす元気な参加者の皆さん
昨年度優勝者による選手宣誓を受ける和嶋衆議院議員
昨年度優勝者による選手宣誓を受ける和嶋衆議院議員

9時半、地元南平田小学校運動会に顔を出させて頂きました。こちらも雨が上がって、グランドでの元気な運動会が、既に始まっておりました。広いグランドに子供たちの精一杯の声援、保護者の皆様の子供たちを応援する声が響き渡り、私まで大きな元気を頂きました。一生懸命自分の力の限り、走る子供たちの姿は本当に感動的です。

子供たちの精一杯の頑張りに拍手でした
子供たちの精一杯の頑張りに拍手でした
6年生が先頭になって応援合戦も元気一杯
6年生が先頭になって応援合戦も元気一杯

夕方、畑の様子を見に出かけました。先月、東京の子供たちが撒いた秋野菜の状況を確認。最近の雨のお陰で、順調に成長しています。今日は、チンゲン菜を少しだけ間引きして夕食で食べてみました。ん~美味しいでした。

東京の子供たちが撒いたチンゲン菜順調です
東京の子供たちが撒いたチンゲン菜順調です

打合

10時半、久しぶりに設計関係の打合せ依頼のため、お客さんのところを訪問。中山間地域の方で、地域所有の災害対応用小型バックホー収納のための小屋を改修したいとの相談でした。会社経営の社長が、個人の資金で小屋の改修をして地域のために奉仕する、世の中にはありがたい方が居るものです。まさに地域貢献、地域づくりの原点を教えて頂いた相談でした。昼近くまで地域の歴史や現状についてご教授賜わりました。帰宅前、かなり強い雨が降ってきて、明日の小学校の運動会やグランドゴルフ大会のことが心配になってきました。

改修工事の計画依頼を受けて現地調査
改修工事の計画依頼を受けて現地調査

午後は、自宅でゆっくりと過させて頂きました。夜は、ご詠歌の練習に出かけた女房殿が帰宅したことにも気づかず、テレビで放映されていた映画「デイアフターツゥモーロー」に見いってしまいました。この映画が描いた地球上におきる異常気象は、まさに最近起こっているゲリラ豪雨や巨大台風そのものではないかと思うのは私だけではないと思います。地球環境破壊に走る人間社会を戒める貴重な映画の一つではないかと、見終わって改めて感じたところです。

予算特別委員会・聞取り・商工会

10時、予算特別委員会に出席、補正予算について審議。9月議会の補正予算は、毎年前年度決算による精算、補助採択などの確定による補正がほとんどで、特に新たな事業の発生などはないのが通常です。質疑も少なく1時間強で終了。その後、会派代表者会議、昼食を挟み午後は、議会運営委員会と続きました。

14時、一般質問聞取りに出席。項目の通告は先日記載の通りで、詳しい質問内容について関係各課の職員の皆様から聞取りを受けるものです。一般質問は全ての定例会で実施しているところですが、恒例により詳細の詰めはできておらず、毎度のことですが私が一番時間がかかることで、職員の皆様には本当にご迷惑をおかけ致しております。一部には原稿を渡す議員もいるとのことですが、それは本来のあるべき姿か否か、いささか疑問です。議論が噛み合うように、あるいは議員の質問にできるだけ的確に詳細に答弁することを目的にしているようですが、それにしてはいつもの質問にいつもの答弁しか返ってこないのは何故なのか、少し疑問を抱きつつ聞取り不要論をいつも会派で述べている私です。

18時半、南平田コミセンにて開催の酒田ふれあい商工会花火大会反省会に出席。今年度8月16日に開催した花火大会の決算、来年度の取組みなどについて意見交換をし、寄付金集めに協力頂いた役員、総代の皆様方と一献傾ける会でした。乾杯前から民主党の代表選関係での電話が何本か入り、その都度席を立ち、落ち着かない時間を過ごしました。20時半終了で帰宅。

経済常任委員会・協議会

10時、経済常任委員会に出席。付託議案は1件でした。松山南部地区ミニライスセンターの財産移管に関する条例改正について審議。一つの質疑もないままの採決は、余り好ましくないと思い、質疑に立たせて頂きました。旧松山町時代の苦肉の策で、町が事業主体となって整備した農業施設ですが、実際は珍しいケースです。こうした行政所有の施設は他にないのか。建設から14年経過しているが、設備の補修などはどうか。農協に移管後は主に飼料用米の保管に利用するとあるが、乾燥調整設備の利用はしないのかなどについて伺いました。どんな施設であろうとも補助金が入っているということは、税金を投入した訳でありますから、最大限の利用促進することが求められることは言うまでもないところだと思います。

委員会から協議会に変り、報告事項などの協議となりました。ここでは今年度産米の作柄について質問をさせて頂きました。答弁によると通年より3℃近くも平均気温が高かった7月8月の気候で、肌白と呼ばれる品質低下があり、1等米比率は例年に比べ相当下がるであろうとのことです。モデル事業として今年度開始した農業者個別所得補償事業が、対象になるような状況なのか、政策の効果に繋がるのか民主党農政も問われる今年の米生産状況です。

異常気象で出現か、怪獣イナゴザウルス
異常気象で出現か、怪獣イナゴザウルス